性病（STD）について
性病は、性行為によって感染する病気の総称で、コンドームを使用していてもオーラルセックスで感染してしまうことがあります。
いつも体や寝具を清潔な状態に保ち、できるだけ感染を防ぐようにしましょう。
なお、オーラルセックスでも感染するとは言え、コンドームの使用によって感染率を下げられるのは間違いありません。妊娠を意図した性行為以外では、必ずコンドームを着用するようにしましょう。
梅津クリニックが対応している性病
クラミジア、淋病、梅毒、尖圭コンジローマ、性器ヘルペス、カンジダ症など
クラミジア
男性が主に感染するところは尿道です。
尿道炎や精巣上体炎（副睾丸炎）などの症状が出ます。主な症状は、尿道からの分泌物（うみ）、軽い排尿痛、尿道のかゆみや不快感、精巣上体の腫れ、軽い発熱や痛みなどがあります。
治療については、抗生剤の内服治療を行います。
淋病
尿道に感染することが多くおしっこの際に激しい痛みがあり膿がでます。 しかし自覚症状のでないこともあります。
治療をせずに放置していると痛みが治まることもありますが菌は体内に残っており これがしだいに広がり体内の生殖器の炎症をおこします。それによって無精子症になることもあります。
治療については、点滴治療を行います。
梅毒
感染したところ（性器、口、肛門、手指など）の皮ふや粘膜に、しこり（軟骨の硬さ程度、小豆から人差し指の先位までの大きさ）ができます。その後、しこりの中心部が硬く盛り上がります。しこりは自然軽快し治ったと勘違いしてしまいがちですが、放置すると、実際は進行しています。また、HIVと合併が多いため一緒に検査を勧めます。
治療については、抗生剤の内服治療を行います。
尖圭コンジローマ
うすピンク色または茶色のニワトリのトサカ状（カリフラワー状）か
乳頭状（おわんを伏せた形）のイボができます。
軽い痛みやかゆみがある場合もありますが、自覚症状はほとんどありません。
治療については、塗り薬で行います。
性器ヘルペス
性的な接触によってウイルスが感染し、性器やお尻の周辺に水ぶくれができる病気です。
治療については、内服また塗り薬で治療を行います。
カンジダ症
男性は、性器にカンジダ菌を保有していても症状がほとんど出ません。主な症状は、亀頭のかゆみやただれ、亀頭が赤くなり白いカスが出る、亀頭に小さな水泡 （亀頭包皮炎参照）、まれに尿道炎を起こすなどです。
治療については、塗り薬で行います。
性病の主な症状
- 尿をする時に痛みがある
- 男性器にかゆみや不快感がある
- 尿道から膿が出ている
- 男性器に赤いブツブツができている
- 性器周辺にイボやしこりができている
- 男性器に水ぶくれがある
これらの症状がある方は、すぐに受診するようにしましょう。
性病の検査方法
検査は疑われる性病の種類によって異なります。
クラミジアと淋病は尿検査を行い、尿路にも感染している場合はエコー検査も実施します。
梅毒、HIV、肝炎に関しては血液検査を行い、ヘルペスとコンジローマは視診で判断します。カンジダは視診に加えて培養検査も実施します。検査方法についても事前にきちんとお話しした上で進めていきますので、安心してご来院いただければと思います。
ブライダルチェック
結婚に向けて念のため性病の検査をしておきたいという方には、ブライダルチェックを実施しています。
その際、性病だけでなく、精液検査や生活習慣病の検査も併せて実施可能です。
ご希望に合わせて検査項目を決めていきますので、まずはお気軽にご相談にいらしてください。
